ノートパソコン冷却パッドは効果があるのか?その必要性と自作の方法

パソコンを使って作業をしていると、キーボードの下が熱くなっていることがあります。

とくにノートパソコンは、狭い内部スペースに部品が詰まっているので熱がこもりやすく、そのまま使い続けると様々なトラブルの原因となります。ノートパソコンを熱から守るには、冷却が非常に重要です。

冷却パッドや冷却台などの冷却グッズが市販されていますが、果たして効果はあるのでしょうか?

また、簡単にできる熱対策はないか調べてみました。

※掲載価格はすべて税込です。
株式会社ビースリー 代表取締役 田和 充久

株式会社ビースリー 代表取締役 田和 充久

株式会社ビースリー代表取締役社長。1999年5月に検索エンジンやポータルサイト、インターネット通信回線事業を手掛けるエキサイト株式会社に入社。新規事業の責任者を務め、インターネットを通した事業開発に携わる。

2007年に起業し、株式会社ビースリーを設立。WEBマーケティング事業を始め、海外(タイ)にて食品事業を開始するなど、国内外に幅広く事業を展開している。事業外においては、NPO法人「格安SIMと格安モバイルWiFiの正しい選択方法の普及協会」を設立し、適切なインターネット通信回線情報の普及にも取り組んでいる。「一般財団法人インターネット協会」賛助会員。

清水さん

株式会社イメージ⼯学研究所 代表取締役 清⽔ ⼤介

株式会社イメージ⼯学研究所 代表取締役。1997年、総合広告会社入社。通信キャリアの固定電話向けコンテンツサービスの立上げコンサルを行う。2007年にKDDIグループにジョイン。モバイル広告事業において企画営業、 新商品企画等担務を経て、 KDDIにて、コラボケータイ、新規協業メディアやauスマートパス等の新規事業の企画開発に携わる。

位置情報ビッグデータ分析ダッシュボード『KDDI Location Analyzer』等の新規事業を立上げ、位置情報データにおける全社利活用責任者に就任。 新型コロナウイルス対策における政府等公的機関への連携も統括している。2021年に独立。

KDDI在籍中11年の、新規事業スタートやビッグデータ利活用ビジネスを手がけた経験により、キャリアをはじめとした通信業界に精通している。 メディア掲載歴に「日経新聞」「ケータイウォッチ」が挙げられる。


市販の冷却グッズの評判

冷却パッド(冷却シート)

ノートパソコンの底にジェルの入ったシートを貼っておくと、熱を逃がしてくれます。

パソコンに貼る湿布のようなものです。軽量なので外でパソコンを使う人にはおすすめです。

ただ、気になるのが、「効果があった」という口コミがあまり見られないことです。

本当に効果があるのかはっきりしないので、1,500円~4,000円出して購入するのは、ちょっとためらいます。

冷却台

ファン(扇風機)が付いた、ノートパソコンの下に置く台です。デザインや素材は様々で、好みでファンの位置を変えたり、台の角度が調節できる、いろんな製品が出ています。

ノンブランドの安い冷却台もありますが、一般的には5,000円~1万円が相場です。

冷却台は直接パソコンの温度を下げるというよりも、風通しを良くして熱い空気を放出させるものです。

使った人からの評判は、「効果があった」という意見が多くて、冷却パッドよりは期待が持てます。

残念な口コミとしては、「ファンの音が気になる」「持ち運べない」といったものがありました。

自分で作る冷却グッズ

冷却台で効果があるのなら、私もぜひ使ってみたいところですが、それなりにいいお値段なので迷います。

そこで、お金をかけずに身の回りのものを使ってできる冷却方法はないか考えてみました。

保冷剤やアイスノンを使ったらどうだろう?

手っ取り早く冷やす方法として1番に思いついたのは、保冷剤とアイスノンです。ですが、これはダメです。絶対にやってはいけません。 保冷剤

冷え冷えの保冷剤の上に、高温状態のノートパソコンを乗せると、温度差で結露が発生します。内部の部品に結露が付くと電気回路がショートして、パソコンが壊れてしまいます。

調べてみると、実際に保冷剤を使ってパソコンの調子が悪くなったという人が結構いました。

冷却台の原理をマネしてみよう

ノートパソコンの下に空気の通り道を作り、ファンを使って熱を逃がしてやる、冷却台の原理を身近にあるもので再現してみました。

■ 準備

  • 100円ショップで買ってきたカゴ(底が網目になっているもの)
  • USB扇風機

用意したものは、この2つだけです。
手作り冷却台1

はい、3秒で冷却台が完成です!
手作り冷却台2



市販品のようにお洒落なデザインではありませんが、【0円&3秒】でできるなら、これもアリではないでしょうか?

実際に活用するなら、もっと安定感のあるもので、できれば素材は熱伝導性のあるアルミ製がいいと思います。



まとめ

ノートパソコン内部に熱がこもると、様々なトラブルの原因となります。

冷却グッズを使うのも一つの手ですが、
  • 長時間の連続使用を避ける
  • 室温を下げる
  • ノートパソコンの掃除をこまめに行う
といった熱対策を行うことが大切です。

ノートパソコンの掃除方法は、別ページで説明しています。

ど素人でも分解しないでできる!
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