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キャリアアグリゲーションとは?超高速通信サービスのまとめ

モバイルWi-Fiのことを調べていると、分からない言葉がいろいろ出てきました。

例えば、
Y!mobileでは、「アドバンスモードで利用したら、月間のデータ量が無制限」
ドコモでは、「PREMIUM 4Gにより、国内最速となる下り最大262.5Mbpsの速度を実現」
といった感じです。

ますます便利になった話ということは、ニュアンスとして伝わってきますが、アドバンスモードやPREMIUM 4Gが、何のことなのかよくわかりません。
難しい通信の話で、モバイルWi-Fi選びでそこまで勉強しなくてもいいだろうと感じていましたが、少し調べてみると、より有利な選択のためにここの理解は避けて通れないことがわかりました。

通信品質の話でよく登場するこれらのキーワードは、「キャリアアグリゲーション」という、LTEを高速化する技術に関係する言葉です。

超高速通信サービスについて、わかりやすく説明します。

キャリアアグリゲーションとは?

これまで無線通信(ワイヤレス)は、有線通信(ワイヤ)に比べて通信速度が遅く、インターネット利用には不向きとされていましたが、それが現在、最大262.5Mbpsの超高速化を実現しています。これはキャリアアグリゲーションという技術のおかげです。

キャリアアグリゲーション"

どのような技術か?

キャリアアグリゲーション(carrier aggregation)という言葉は、キャリア「電波、搬送波」、アグリゲーション「集約する」という意味で、ひとことで説明すると複数のLTE回線を同時利用する技術です。

ドコモの例で説明します。

112.5Mbpsと150Mbpsの2つの回線をこれまでは別々に利用していましたが、キャリアアグリゲーションの技術により、合わせて利用できるようになりました。

回線を束ねて利用することで、

112.5Mbps+150Mbps → 262.5Mbps

の高速通信が可能になりました。

わかりやすい例

例えば、タンクに水を入れるときに、今までは1つの蛇口にホースをつないで水を入れていたのを、2つの蛇口にホースをつないで同時に水を入れることで、タンクがいっぱいになる時間が早くなった、そんなイメージです。

現在はどのキャリアでも、このキャリアアグリゲーションが導入されています。

キャリアアグリゲーションのメリット・デメリット

メリット

キャリアアグリゲーションには、高速化のほかにも様々なメリットがあります。
複数の電波を使うため、どちらかの電波状況が良くない場合に、もう一方の電波でカバーすることができます。電波を合わせて使うときよりかは通信速度は落ちますが、通信の安定性という面でも、キャリアアグリゲーションは期待されています。

特に、駅や空港などの通信利用者が多いエリアでは、空いている電波を優先して効率的に利用することで、つながりにくさを大幅に解消することができます。

デメリット

主に次のようなデメリットがあります。

■ アップロード(上り)の速度は早くならない

キャリアアグリゲーションの技術が生かされるのは、受信(下り)だけです。ネット閲覧や動画の視聴、ファイルをダウンロードする速度は速くなりますが、SNSに写真や動画を投稿するといった、アップロードの速度は早くなりません。

■ バッテリーの減りが早い

複数の電波を同時利用するため、電力消費が多くなる傾向があります。

■ 対応機種、対応エリアのみ利用可能

キャリアアグリゲーション対応モデル機種でなければ、超高速通信サービスを受けることはできません。利用できるエリアは、どのキャリアもまだ、関東圏と大阪、名古屋など主要都市部に限られます。

キャリアごとの超高速通信サービスの比較

キャリアアグリゲーションのことを調べていて、不便に感じたことがあります。
同じ技術を使ったサービスなのに、キャリアごとに説明の仕方や表現が異なるため、比較しにくいことです。例えば、「PREMIUM 4G」というのは、ドコモがキャリアアグリゲーションを使った自社のサービスにつけた名前です。

「超高速通信の比較一覧」みたいなものがあれば便利だと思い、調べてみましたが、「キャリアアグリゲーション対応機種の比較一覧」はあっても、サービス内容そのものを比較したものは見つからなかったので、簡単にまとめてみました。

キャリア 最大速度(下り) 利用可能エリア
ドコモ 262.5Mbps PREMIUM 4G(LTE-Advanced)エリア
Yahoo!Wi-Fi 165Mbps Hybrid 4G LTE エリア
Y!mobile
UQ WiMAX 220Mbps WiMAX 2+エリア

上記表に出てくる、LTE-Advanced、Hybrid 4G LTE(SoftBank 4G LTE + Soft Bank 4G)、WiMAX 2+は、各キャリアが開発・エリア拡大に力を注いでいる、「本命」の次世代高速通信ネットワークです。

それぞれの回線の特徴は、別のページで詳しく説明しています。
»2種類のLTE「FDD-LTE 」「TD-LTE」の違いと選び方

キャリアによる利用方法の違い

Yahoo!Wi-Fi、Y!mobileでは、キャリアアグリゲーション利用プランに加入し、アドバンスモード設定を行う必要があります。

Yahoo!Wi-Fi Yahoo!Wi-Fi 4G/LTEデータプランL
Y!mobile Pocket WiFiプランL

どちらのプランも、アドバンスモードに設定して使えば、超高速通信ができるだけでなく、月間データ容量が無制限になるので、大量データを必要とする動画視聴やオンラインゲームをよくする人におすすめです。

まとめ

最後に、キャリアアグリゲーションの超高速通信サービスについてまとめました。

どれぐらい高速なのか?

キャリア別の最大通信速度はこのようになっています。

ドコモ 下り262.5Mbps
Yahoo!Wi-Fi 下り165Mbps
Y!mobile 下り165Mbps
UQ WiMAX 下り220Mbps

※各キャリアが発表している速度は理論値のため、実際の速度と異なる場合があります。

誰でも受けられるサービスか?

  • すべてのキャリアで、キャリアアグリゲーションが導入されており、超高速通信サービスが受けられます。
  • 対応モデル機種でないと、超高速通信サービスは受けられません。

どこでも受けられるサービスか?

どのキャリアもまだ、関東圏と大阪、名古屋など主要都市部に利用は限られますが、エリア拡大が急速に進められています。

ドコモ PREMIUM 4G(LTE-Advanced)エリア
Yahoo!Wi-Fi Hybrid 4G LTE エリア
Y!mobile Hybrid 4G LTE エリア
UQ WiMAX WiMAX 2+エリア

いつでも受けられるサービスか?

各キャリアで利用方法は異なります。
Yahoo!Wi-Fi、Y!mobileは、キャリアアグリゲーション利用プランに加入し、アドバンスモード設定が必要です。

超高速通信サービスを受ける前に知っておくこと

  • バッテリーの消費が早い。
  • ダウンロードの速度は変わらない。

モバイルWi-Fi各社の速度・特徴・費用の徹底比較表【保存版】

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