次世代

「3G」「LTE」「4G」、次世代「5G」への歴史を見れば違いがわかる

モバイルWi-Fiの回線のことを調べていると、「3G」「LTE」「4G」といった言葉が、頻繁に出てきます。

これらはモバイル通信方式の世代を表す規格です。「G」というのは、「Generation(世代)」のことで、数字が大きいほど世代が進み、速度と安定性に優れた回線ということになります。

“次世代高速通信”という言葉をよく耳にしますが、世代によって通信回線はどのように違うのか、そこから見ていきたいと思います。

■ モバイル通信方式の規格

1G 第1世代移動通信規格 アナログ方式
2G 第2世代移動通信規格 デジタル方式
3G 第3世代移動通信規格 約14Mbpsの通信速度
3.9G 第3.9世代移動通信規格 ~100Mbpsの高速通信
4G 第4世代移動通信規格 100Mbps以上の超高速通信

2Gから3Gの時代へ

携帯電話が急速に普及した90年代は、2Gが主流でした。NTTドコモのmova(ムーバ)が代表的です。

2000年代に入ると、より高速化した3Gが登場しました。3Gは、いわゆる携帯の電話回線です。通話以外にも、メールやインターネット利用に対応でき、現在も広く使われる最も馴染み深い回線です。

モバイルWi-Fiやスマホは、LTEや4Gが優先して接続されますが、LTEや4Gの電波が届かない場所では、自動で3Gに接続されます。速度は落ちますが、人口カバー率ほぼ100%のエリアを持つ3Gのおかげで、LTEや4Gの圏外でもネットを利用することができます。

3Gから3.9G「LTE」へと高速化

3Gをさらに高速化したのが、3.9GにあたるLTEです。現在、モバイルWi-Fiでは、このLTEが主流です。

LTEは、 “Long”長い、“Term”期間、“Evolution”発展、の略で、「長期間の発展を目指す技術」という意味です。

LTEは厳密に言うと4Gではありません。3Gから4Gへと引き継ぐための中間技術として、3.9Gと位置づけされていますが、4Gに限りなく近い技術をもつことから、4Gと呼んでもいいことが公式的に認められています。

3G、3.9G回線を、キャリア別にまとめました。

■ キャリア別 3G、3.9G回線
キャリア 3G 3.9G(LTE)
ドコモ FOMA Xi
ソフトバンク系列 Y!mobile SoftBank 3G、
ULTRA SPEED
SoftBank 4G LTE、
SoftBank 4G(AXGP)
ソフトバンク
KDDI系列 UQ WiMAX WiMAX
au au 3G au 4G LTE

キャリアが使用する回線には、ドコモの「Xi」やソフトバンクの「ULTRA SPEED」など、サービス名がつけられているため、3Gなのか、LTEなのか分かりづらいことがありますので、その場合は上記の表を確認してください。

3.9G「LTE」から、次世代通信規格4Gへ

時代は3.9Gに位置づけされるLTEから、4G回線へ変わりつつあります。
現在、すでに「4G」として正式に認められているものが次の2つです。

  • ドコモの「LTE-Advanced」
  • UQ WiMAXの「WiMAX 2+」

これらの回線が、どれほど高速化したのか見ていきます。

LTE-Advanced

“advance”は、「進歩」という意味です。LTE-Advanced とは、LTEをさらに高速化・大容量化した次世代通信規格です。

ドコモでは、LTE-Advancedにキャリアアグリゲーションの技術を使って、国内最速となる受信時最大1,288Mbpsを実現しています。この超高速通信サービスを、ドコモでは「PREMIUM 4G」と名付けています。

WiMAX 2+

従来のWiMAX(下り最大40Mbps)を、下り最大110Mbps の通信速度まで進化させたのが、WiMAX 2+です。
現在では、「キャリアアグリゲーション」「4×4MIMO」などの新しい技術を使って、下り最大558Mbps、au 4G LTEを組み合わせることで1,237Mbpsの超高速通信が可能になりました。

そんなWiMAXのモバイルWi-Fi強みは、何と言っても無制限かつ安い料金で高速通信を行うことができる点。ドコモと比較しても、破格の料金です。そんなWiMAXも含めたモバイルWiFiのランキングは下記からご覧頂けます。

モバイルWi-Fi各社の速度・特徴・費用の徹底比較表【保存版】

2020年東京オリンピックに向けた「5G」への取組み

2020年の東京オリンピックをめどに、総務省では5Gの通信インフラ整備を進めています。

NTTドコモ、ソフトバンク、KDDI、UQコミュニケーションズなどの通信事業者をはじめ、京セラやシャープなどの端末メーカーなど42社・団体が集まり、フォーラムが開催されるなど、5Gに向けたプロジェクトが着々と行われています。

5Gの通信速度は、現在のLTEの約10倍になることが見込まれています。
また速さだけではなく、大容量化、低コスト、低消費電力、多数の端末接続対応など幅広い性能をもつ、ネットワークシステムを目指しています。

2020年代、通信量は現在の1000倍以上に増大することが予測されており、高度情報社会に対応できるよう、国を挙げて5Gの実現に取り組んでいます。

モバイルWi-Fi選びでは、各キャリアの比較ばかりしてしまう私ですが、日本の通信技術が結集した「オールジャパン“5G”」の実現する日が、本当に楽しみです。

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