子供からすればアプリやゲームに使えるため、欲しいに違いありませんが、機種の購入費用や月々の料金、勉強が妨げられるなど悪影響を心配する方がいるのも事実。
そんな悩みを抱える親御さんに、子供に持たせても「あんしん」で、安く使える格安スマホをおすすめします。
この記事では、格安スマホは子供に持たせても大丈夫なのか、皆さんの不安を解消し、子供におすすめの格安スマホもご紹介。 お子さんも安心して携帯デビューできますよ。
格安スマホは子供に持たせても大丈夫?
子供に携帯を持たせるなら、ソフトバンク、au、ドコモなど主要なキャリアではなく、「格安スマホ」がおすすめです。 ここではその主な理由を2つ説明していきます。理由①月額料金が安い
格安スマホを子供に持たせるべき理由の1つ目であり、最大のメリットは、格安スマホの方が月額料金が圧倒的に安いことです。大手3社のキャリアを中学3年間、3GB程度のプランで使った場合、なんと総額216,000円もかかります。一方、格安スマホの場合、3年間の総額は72,000円。
その差はなんと144,000円!無視できない価格差ですね。 浮いたお金を塾や習い事、家族旅行代に当てたほうがきっと子供の将来のためになりますよ。
理由②オプションでセキュリティを付けられる
格安スマホを子供に持たせるべき理由の2つ目は、格安スマホによっては、オプションでセキュリティ強化することができるためです。小学生など小さな子供に携帯やスマートフォンを持たせたくないと考えている方は、セキュリティへのリスクを懸念されている方も多いはず。
格安スマホなら、セキュリティのオプションを付けることで、子供を危険から遠ざける、以下のようなサービスが受けられます。
- 不正サイトや不正アプリへのアクセスを防止する
- SNSやアプリを通じた個人情報の流出やウイルスの脅威からスマホを守る
- 有害なフリーWi-Fiを特定し、危険な場合には子どもに注意を促す
- 紛失時に端末の場所を追跡し、遠隔操作、所持者の撮影ができる
キャリアの子供向け「キッズスマホ」とはどう違う?
防犯ブザー機能や子供の居場所がわかる機能など、親にとって便利なサービスが付いているキッズスマホ/キッズケータイ。 一方で、格安スマホとはどのような違いがあるのかはあまり知られていません。3大キャリアが提供しているキッズスマホ/キッズケータイのサービスと格安スマホのプランを比較してみましょう。
3大キャリアの子供向けプラン
auのジュニアケータイプラン
auが提供している、ジュニアケータイ「mamorino5」「mamorino4」専用のプランです。厳密に言えばスマホではなく、専用の携帯端末です。「2年契約」を適用すれば500円、各種割引が無ければ1,500円の月額基本料金がかかります。 プランに加入した時点で子供が小学生以下であれば申込みが可能です。
ドコモのキッズケータイプラン
ドコモのキッズケータイ専用のプランです。こちらもスマホというよりも、携帯端末です。月額料金は500円ですが、「キッズケータイプラン」単独での契約はできず、申込む際にドコモの「ファミリー割引」グループの副回線として加入する必要があります。 また、子供が12歳以下の場合のみ申込みできます。
ソフトバンクの基本プラン(みまもりケータイ/キッズフォン)
ソフトバンクで子供向けのキッズフォン、みまもりケータイという専用端末を使用する場合は「基本プラン」という月額490円のプランに加入することができます。ソフトバンクのジュニアスマホ
ソフトバンクでは「ジュニアスマホ」という、iPhoneなどの最新のスマホ機種を子供向けにカスタマイズしてくれるサービスも提供しています。こちらは通常のスマホと同様の料金体系です。格安スマホの月額料金プラン
続いて、格安スマホの料金プランを見ていきましょう。LINEモバイル


SMSや音声通話機能がなく、データ通信(1GB)のみ可能な月額500円のプランです。通常の音声通話はできませんが、LINEアプリの通話・トークが使い放題です。最低利用期間は1年間で、最低利用期間内の解約手数料は1,000円です。
BIGLOBEモバイル


SMSや音声通話機能がなく、データ通信を3GB使える、月額900円のプランです。最低利用期間は1ヶ月です。音声通話機能やかけ放題オプションを追加することもできます。
TONE MOBILE(トーンモバイル)


データ通信を無制限※で使える、月額1000円~のプランです。TONE MOBILE同士なら通話も無料。フィルタリングサービス等のお子様の見守り機能を全て無料で追加できます。
※アプリダウンロードと動画視聴にはWi-Fi接続かチケット購入が必要です。
一見、月額が子供ケータイよりも高く見えます。しかし、格安スマホの場合、LINEなどの通話アプリを使うことで、通話料金を抑えることができるのです。
セキュリティ向上だけじゃない!豊富なオプション
キャリアは子供向けの携帯電話を提供していますが、実質スマホではありません。 子供のスマホデビューには格安スマホが断然お得だということがわかりましたね。その上で、次に、子供を守りながらも子供がコンテンツを楽しむことができる、格安スマホやキッズスマホのオプションについて解説します。
子供を守るために役立つオプション
- フィルタリングサービス 子供に格安スマホを持たせるうえで、最も気をつけたいのが、危険なWebサイトやアプリをブロックすることです。 子供に見せたくないWebページやアプリの範囲を設定できるものもあるため、年齢や家庭の意向に応じて設定することができます。
- 利用時間制限 子供に格安スマホをもたせた結果、人気ゲームにハマって夜ふかしをしてしまう、夜な夜な友人とチャットをし続けてしまうといったことが続いては、勉強やスポーツに身が入らなくて困りますよね。
- 検索履歴のチェック 小学生など、特に小さな年齢の子供に格安スマホを使わせる場合には、子供がどのようなことを調べているのか知りたいと思う方もいらっしゃるでしょう。そんなときにはWebでアクセスしたサイトや閲覧した動画をモニタリングできるオプションを追加しましょう。
- GPS機能 格安スマホを子供が持つことで、親が子供の位置情報を取得できるオプションです。 特に共働きの家庭や、小学生の子供が通塾している場合などに使えると大変安心ですね。子供がコンテンツを楽しめる格安スマホのオプション
そんな心配をする方におすすめなのが格安スマホで利用できる、利用時間制限のオプションです。この機能があれば、知らぬ間に子供がスマホを使いすぎてしまうことを制限できます。
- SNSのカウントフリー 格安スマホの中には、LINEモバイルやDMMモバイルのように、インスタ、LINE、TwitterといったSNSを使用した際のデータ通信がカウントされないキャリアがあります。これなら、子供がSNSが使いすぎても低速モードになることを避けられますね。
- エンタメ系のカウントフリー BIGLOBEモバイルのように、人気のコンテンツを視聴したいという子供に向け、Youtube、Apple Music、Abema TVといったエンタメ系のサービスをカウントフリーにできるオプションを用意している格安スマホもあります。
子供の自由なアプリのダウンロードを阻止する方法
子供に格安スマホを持たせる時、多くの親御さんを悩ませているのがアプリのダウンロードについてです。子供が有料のアプリを勝手にダウンロードしてしまったり、無料のアプリの中でも課金をしてしまわないか、不安になりますよね。 でも大丈夫。これには解決方法があります。
iPhoneの場合
アプリをダウンロードする時に必要なAppleIDを親と同じものに設定。 端末の「機能制限」「ファミリー共有機能」を利用してアプリストアの利用に制限をかける。Androidの場合
アプリをダウンロードに使用するGoogleアカウントを親と同じIDに設定。 GooglePlayの「ペアレンタルコントロール」を利用して、有料アプリのダウンロードや課金を予防する。格安スマホのオプションに加え、子どもたちを守る機能は端末本体にもあるのです。 これなら、安心して子供に格安スマホを持たせられそうですね。
子供にぴったりのおすすめ格安スマホを紹介!
ここからは、子供に合ったおすすめの格安スマホを比較していきます。おすすめの格安スマホ①LINEモバイル


また、SNSのデータ通信量がカウントされないため、データ通信量を気にせず家族と連絡できます。
おすすめの格安スマホ②BIGLOBEモバイル


格安で通常の電話回線が利用できます。少なめのデータ通信量から契約できるため、スマホの使いすぎも予防できますよ。
おすすめの格安スマホ③TONE MOBILE(トーンモバイル)


アプリやWEBサイトの利用制限ができ、位置情報や移動手段、歩きスマホまで、お子様の行動を簡単に確認できますよ。
安全性の高いMVNOを選ぶのがベスト
ここまで、格安スマホは子供に持たせても大丈夫なのかという皆さんの疑問に答え、子供におすすめの格安スマホをご紹介してきました。結論として、月額料金が安く豊富なオプションサービスもある格安スマホは子供に持たせても安心だ、ということが分かりましたね。
格安スマホと一言で言っても、その種類は膨大にあります。 選ぶ際には「セキュリティ」と「月額料金」に注目し、どこがいいのか見極めることが大切です。 子供が安全に利用できるお得な格安スマホを選択しましょう。