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中古スマホのAndroidはシニア市場で輝くか?

2019年9月20日に発売されたアップル(apple)社最新シリーズ「iPhone11」

例年通り、iPhoneの話になるとメディアも大騒ぎする。かたやAndroidとなると、韓国サムスン(samsung)社のギャラクシー(Gallaxy)、中国のファーウェイ(Huawei)社と東アジア勢の端末が顔を出すが、日韓関係や米中貿易摩擦の影響でメディア露出はイマイチ。

日本メーカーと言えばシャープ、ソニー、富士通、京セラとあるが、グローバルで見ると圧倒的に東アジア勢に圧されている格好だ。

第五世代移動通信システム「5G」が目の前に来ている中、今後もこの主要3社が世界をリードしていくであろう。「5G」と言えば各事業者も相応の投資が必要となる。その“コスト”が消費者への端末料金に跳ね返ってくることは間違いない。

2019年10月1日より端末と通信の分離の義務化、消費税10%への引き上げも重なり、消費者の買え控えによる懸念が残る。

スペックに申し分ないAndroidは中古スマホ市場で日の目を見るか

中古市場の話をしよう。中古市場ではブランドバックなどの服飾品が主力。中古iPhoneの値動きは実にヴィトンやシャネル等の値動きに似ている。新商品が出ない限り、中古でも短期的には大きな値崩れはせず、高値で取引される

かたやAndroidはというと、メーカーや機種の種類も多く、iPhoneにシェアを取られている故、人気が無い商品は当然値崩れも早い。売れ残ったカジュアルバックのセールのようだ。

しかし、Androidのスペックを見るとどうか。カメラの性能、速さ、バッテリーの持ちなど、ここ数年の端末においてはiPhoneもAndroidも大きくは変わらないというのが本音。

スペックが変わらず値段が安い“Androidの中古スマホ”は、今後の通信分離や消費税増税の背景からみても消費者にとっては狙い目なのが容易に分かる。

今後も増える中古スマホ市場のAndroid

MM総研が2019年5月に発表した2018年度通期国内携帯電話端末出荷概況によると、iPhoneとAndroidの出荷台数シェアは44%がiPhone、56%がAndroid勢という結果だった。

iPhoneブランド信仰の強い日本人の多さが目立つ中、実はAndroid勢の出荷台数はiPhoneよりも多いことがわかる。

毎年新商品が発表される携帯業界。iPhoneの勢いに押されて売れ残ったAndroidが否応なしに中古市場へ流れていくのは必然である。中古スマホ市場への流入量が増えてくれば、当然販売価格も下がる。

そのため、スマホを安く使いたい、料金見直しを考える家族にとっては利用するスマホを見直すチャンスである。

アップル製品でそろえず、お父さんは中古Androidへ変えてみるとか、節約への意識が高まってくるだろうとみている。

中古スマホAndroidの「シニア市場」の可能性

フィーチャーフォンと呼ばれるガラケー利用者は“シニア層”を中心に、いまだに携帯電話契約者全体の十数%近く存在すると言われている。アメリカでは一桁台。日本は“ガラパゴス世代”がまだ多く存在している。

ただし、ここ数年で3G(第三世代通信)がストップ、つまり停波されることがほぼ確実であり、フィーチャーフォン利用者も徐々にスマートフォンへ移行せざるを得ない状況に陥る。

とはいえ、フィーチャーフォンの圧倒的魅力は、料金の安さ。電話とショートメッセージのみというシンプルなニーズで負担も小さく、さらに電池に持ちが良い。株式会社携帯市場の中古ガラケー販売実績は年間18万台(うちコンシューマー販売は約4割)といまだに根強い。

フィーチャーフォン利用者がスマートフォンに移行するには、スマホ端末の安さと電池持ちの良さ。この条件を満たすのは中古iPhoneより中古Androidである。9月から施行されたSIMロック解除の義務化も重なり、どんな通信にも利用できる中古スマホのAndroid端末が増えるとなれば、消費者にとっては非常にいい話だ。

まとめ

Androidのスマートフォンは、今後も中古スマホ市場に出てくる可能性が高い。しかし、“信者”がいるiPhoneと違い、Androidはメーカーも種類も多すぎて選べない、そんな難点もある。

中古スマホ市場に対するニーズは、スマホ端末の安さとスペックの良さだ。中古スマホ業界は、Androidの需要が活性化するよう消費者マインドに立って、“Android信者”になってもらうよう、提案していくべきであろう。

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【コラム執筆者】
粟津浜一(あわづ はまかず)  株式会社携帯市場社長

1979年12月岐阜県生まれ。

2004年3月:筑波大学院理工学研究科卒業。産官学の国家宇宙プロジェクトに参画
2004年4月:ブラザー工業株式会社にて、新商品新技術の研究開発業務に従事
2009年1月:株式会社アワーズ(現:株式会社携帯市場)を設立、社長に就任
2017年3月:業界団体「リユースモバイル・ジャパン」を設立、会長に就任
2017年2月:株式会社携帯市場へ社名変更
2018年7月:ガイドライン策定「リユースモバイル関連ガイドライン検討会」を設立座長に就任
2018年9月:事業拡大に向け、神田から神保町へ本社を移転

IT総合情報ポータルサイト「ITmedia」、リサイクル業界誌「リサイクル通信」コラム執筆中。


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