中古スマホ,キャッシュレス

中古スマホiPhoneの意外な需要は”キャッシュレス”

iPhoneは国民的スマートフォンと言っても過言ではない。それは中古スマホでも同様である。

株式会社ウェイブダッシュが発表した2019年8月の中古スマホ販売ランキングを見ると、トップ10機種のうち、なんと9機種がiPhone。中古スマホ市場でも、圧倒的にiPhoneが売れている

iPhoneブランドが隅々まで浸透している日本において、iPhoneユーザーがAndroidへ鞍替えするなんてよっぽどのことだ。その現象は日本だけでなく海外でも同様で、iPhoneを一度利用するとファンになり、ずっとiPhoneを使い続ける傾向がAndroidよりも強いらしい。

国内では圧倒的な人気iPhoneではあるが、一方の海外では、新品iPhoneは高額過ぎて手が出ない人も多いようだ。「中古だったら手が出せるよね」、そんな海外のユーザーは日本よりも実は多い。

新興アジアではiPhoneのシェアは低い

別でも述べた通り、日本におけるiPhoneのシェアは高い。では、中国や韓国、東南アジアやインドなど含めた南アジアはどうだろうか。

実は、南アジアにおけるiPhoneのシェアは3,4番手と低い。スペックが非常に高いファーウェイ(HUAWEI)やオッポ(OPPO)など中華系スマホが一気に台頭し、各国産のメーカーと凌ぎを削りながらAndroidスマホがシェアを取り合っている格好だ。

Androidスマホの圧倒的人気の理由は、価格だ。価格戦略に長ける中華系スマホは一気に力を付けてきた。それらのスマホのOSは基本グーグルでAndroid端末。

つまり、南アジアの国々においてiPhoneがシェアを取れない理由は、iPhoneの高額価格だ。高級ブランドと化したiPhoneは、アジアの庶民には手が出せない。しかし「中古の価格なら買えるよね」という理由で、中古スマホとしてiPhoneが人気なのである。

国内の中古iPhoneは減る?増える?

日経新聞社のニュースでも伝えている通り、ここ数年スマートフォンの販売台数は伸び悩んでおり、日本国内で人気iPhoneもグローバルで見ると足踏みし始めている。つまり、スマホの一次市場が停滞し始めているということだ。

2019年10月から端末と通信の分離が施行されると、端末代金が高騰するため、安いスマホ端末を求める消費者が増えると予測され、中古スマホとして人気の中古iPhoneが注目されると考えられる。

中古iPhoneは海外での需要も大きく、日本で販売されたiPhoneが中古品として海外へ流れているという話をよく聞く。 海外流出のため、値ごろな中古スマホのiPhoneが日本に無い…そんな事もありえなくもない。

中古スマホ市場は、良質のiPhoneを手に入れるため、業界内での競争が益々厳しくなるだろう。

中古iPhoneはキャッシュレスも追い風に

経済産業省によると、日本のキャッシュレス化は18.4%(2015年)程度、主要先進国の40%に比べて大きく遅れをとっている。矢野経済研究所の調べによると、QR含めた国内のモバイル決済の市場は2020年には2兆円。2023年は倍の4兆円を突破するらしい。

消費税増税と引き換えにキャッシュレス化を大きく進めようと国が動いている中、ペイペイ、LINEペイと、QR等のコード決済やレジのアプリ化が活発になってきた。ここで間違いなく足りないのは、アプリを利用するための端末である。

アプリとの親和性や使いやすさなどもあり、iPhoneやiPadが、コード決済端末としての需要がさらに伸びていくだろうと予測している。iOSが最新であれば、例えばiPhone6でも十分であろう。発売から時間がたったiPhone6やiPhone6sは今後、電話機ではなく、決済端末としての役割として利活用されるだろうとみている。

まとめ

iPhoneは世界的に人気の携帯電話だ。留学で日本にきたネパールの学生がiPhone5sを購入していた。理由を聞くと「母親へプレゼントしたい」とのことだ。

日本の中古スマホの印象を聞いてみると、「状態が良くて綺麗。これならプレゼントにも良い」とのことだ。海外から見る日本の良さは、中古iPhoneにも見て取れる。

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【コラム執筆者】
粟津浜一(あわづ はまかず)  株式会社携帯市場社長

1979年12月岐阜県生まれ。

2004年3月:筑波大学院理工学研究科卒業。産官学の国家宇宙プロジェクトに参画
2004年4月:ブラザー工業株式会社にて、新商品新技術の研究開発業務に従事
2009年1月:株式会社アワーズ(現:株式会社携帯市場)を設立、社長に就任
2017年3月:業界団体「リユースモバイル・ジャパン」を設立、会長に就任
2017年2月:株式会社携帯市場へ社名変更
2018年7月:ガイドライン策定「リユースモバイル関連ガイドライン検討会」を設立座長に就任
2018年9月:事業拡大に向け、神田から神保町へ本社を移転

IT総合情報ポータルサイト「ITmedia」、リサイクル業界誌「リサイクル通信」コラム執筆中。


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